あったかブログ

2017/08/05 更新

神戸の交通問題連絡会が発足

 
 「神戸・市民要求を実現する会」は市政連続講座として「神戸市の公営交通を考える」を八月五日、神戸市内で開催しました。 

講師に招かれた大阪市をよくする会の中山直和事務局次長(写真上)は、大阪市で強行された市バス・地下鉄民営化の動きと市民の足を守るたたかいについて報告しました。 
中山氏は、地下鉄・バスの民営化が関西財界・私鉄の要求であり、橋下徹元市長が語っているようにカジノ誘致の資金づくりだと指摘したうえで、市議会での各党とりこみの策動や「公共=非効率」キャンペーンが繰り広げられ、実際には地下鉄は黒字なのに「赤字だから仕方ない」「民営化した方がいい」などの新自由主義的見方が市民の間に浸透していること、駅トイレの改装は民営化以前の計画なのに、「民営化したらトイレがきれいになる」というポスト真実を維新が広めたこと…などを批判しました。 
そのうえで、民営化は決まったが、地下鉄の防災・安全は市営だからこそできるものだと指摘。専門家を講師に「市バスカフェ」を各地で開き、市民の利便性、区役所・病院への足・移動の権利としてのバスの役割を学んでいるとりくみも紹介しました。 
参加者からも神戸電鉄粟生線を守るとりくみ、市バスのバス路線改善などを求めるとりくみについての発言があり、日本共産党の赤田かつのり神戸市議が市政について報告しました。 
神戸・市民要求実現の会は、この間、神戸電鉄粟生線を残すとりくみ、バス路線の問題、コミバスなどの研究・学習、交流を続けてきました。今回「神戸の交通問題連絡会」として発足することを決め、役員・規約なども確認しました。