あったかブログ

2013/10/16 更新

「ブラック企業お断り宣言」に反響

12日に、学生が中心になって開催された「神戸の未来政策 若者公開討論会」に参加した若い方から、反響がよせられています。

討論会での、若い世代の「雇用・就職」問題について質問で、ぬきなゆうなさんは、こう答えました。

 いま、若者の2人に1人が非正規雇用であり、学生の就職活動が大変。何社もことわられ「就活自殺」という痛ましいことまで生まれています。また、奨学金は有利子で、たくさんの借金を抱えて卒業する。収入が無いと、自己破産するということもあります。私は、若者が希望を持って社会にでる状況が崩されていることが大きな問題だと思います。

 根本的には働くなら正社員が当たり前の状況をつくるために労働者派遣法の抜本的改正が必要だし、社会的な問題となっているブラック企業については、若者使い捨てを前提としているようなブラック企業を取り締まることが大事だと思います。

 神戸市としてできることしたいとおもいます。「ブラック企業お断り」宣言をして、正社員が当たり前の職場をつくりたい。

 三宮開発の一極集中という話もありますが、9つの行政区の神戸らしさをもっと生かしていく。地域の中で、経済と雇用を下支えしているのは商店街・町工場などの中小企業や農業漁業ですから、そこにしっかり支援をして、まちのなかで雇用を生み出す、にぎわいをとりもどすことが大事だと思います。

 

 これについて、討論会では、以下のようなやり取りがありました。

司会者「ぬきなさんからブラック企業を取り締まるという問題が提起されました。これについてはどうお考えですか? ぬきなさんの考えはさっき伺ったので、他の方、手を挙げてください。ブラック企業をどうしますか?・・・・・誰も手を上げないの?・・・・・なぜ・・・・・」

 元会社社長「どうやって見分けるんですか。何がブラック企業なのかということをしておかないと。やみくもにレッテルを貼ってもしかたがないんじゃないでしょうか」

 元副市長「そういう、逃げの姿勢はいけないと思うんです。現実にブラック企業が存在し、苦しんでいる若者がたくさんいる。自治体としても、こういう目に合ったら、解決方法がありますと、ホームページで、弁護士や社会保険労務士のアドバイスを紹介するサイトをつくるくらいはできる。個々の企業がブラック企業かどうか関係なく、不正義が存在しているということに、市長は見過ごさないという姿勢が当然である」

 元自民市議「市民の幸せ、元気に働いていく、責任者的なポジションですから、研究して発信していきたい」

 ぬきなゆうな「ハローワークにその会社の離職率を明記する。区役所・市役所にだれでも気軽に相談にいける窓口が必要だと思います。ご本人がブラック企業やと相談にいくことがむずかしいかもしれないが、家族がうちの子大丈夫やろかという心配もあるので、サポートできる窓口をつくることが必要です」